腹膜播種

腹膜播種の方、最近は多くなり日常的にやってはおりますが、手ごたえというものがまったく感じられないケースもしばしばで、どこにいるのかわからないため、やむなくお腹全体をローラー作戦でつぶすようにやることになります。ただ良性ではないので施術には反応している印象ではあります。
効率悪いといえば悪いですが、ひとつひとつが小さいうちは施術回数がすくなくてすみ、通常のガンよりなおしやすかったりすることもあります。

患者さんがお医者さんに
「お腹のどこにあるんですか」
と聞いても、お腹全体に飛び散っていて場所の特定もむずかしいらしく、きちんとおしえてはくれないようです。施術しながら少しでも痛み、手ごたえの出ている個所をひとつひとつ確認していきます。
開腹手術のあと、よく、「お腹の内臓全体にゴマ塩をふったように播種があります」などと言われた方が来られることもあります。
腹膜播種が大きくなってくると、そこから 腹水 が出ることも多く、腹水が出すぎてあまりにお腹が大きくなってしまうと、施術しづらく、たいへんやっかいなことになります。

しかしまあそれでも、施術していけばだんだんおさまりますので、腹水が出ている方はできるだけひんぱんに受診してください。



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