スキルス胃ガン?病院へ行かない人々への施術

脳梗塞とか心筋梗塞のような重大な疾病が起きているにもかかわらず、その重大さを自覚できないひとや、病名をはっきり言って、病院へ行くよう注意をうながしているにもかかわらず、「ダーイジョブですよ」などと聞く耳持たないひとも多いです。
脳梗塞と心筋梗塞」のページにもそうした方のことは記しましたが、実際多いです。だいたいが病院嫌い、医者嫌いの方です。

待ち時間が長くて疲れるからだとか、子供のころに医者に怒られたことがあり、病院といえばイヤなイメージしかなくてどうしてもおっくうになってしまうからだとか、医者がエラそうなだけでちっとも適切な診断を下してくれない気がするからとか、自分の健康法に自信をもっているから他人に指図されたくないとか、検査→抗ガン剤→放射線といった決められたレール以外多様性を認めない医療体制が恐ろしいなど、いろいろな理由で病院へ行かないという声を聴きました。

このひと間違いなくガンだろうなと思えるような人でも、病院で診てもらうことなく、いきなり当院へやってくるというようなケースもけっこうあります。
とこう書くと、頑迷なお年寄りが多いんだろうなと思われることでしょうが、そうでもありません。若い方も多いです。


*** 以前いらした30代男性の方は初診の際、来るなりから自分がスキルス性胃ガンだと主張しておられました。
ネットの記事をあちこち読んで、自分の胃の痛み方は絶対間違いなくそれしかないとのことで、
「お医者さんへ行って検査してもらって、病名だけでもはっきりさせといたほうがいいんじゃないんですか?」
と言いましたが、
「いや検査するまでもなく、痛み方からいって絶対スキルス性胃ガンなんですよ。進行の早いガンだそうですから、検査々々とやられて無駄な時間をとられたくありません。ぜひすぐに施術してください」
と、実に真剣な表情でおっしゃるので、結局いわれるがまま施術開始。

「この部分に違和感があるんです。ときどき痛みもあります」
と具体的に指示された個所を施術してみると、たしかにガンのような強い手ごたえがありました。
以降、1年ほどの間週1、2回施術しました。たしかにガンのようにしぶとい「病気」だったようで、なかなかその手ごたえはなくなりませんでした。
半年を過ぎたころからようやく手ごたえは薄くなりましたが、手をあてるとそこだけ熱いような感じは、それ以降もしばらく残ってました。

いかし、あるときを境にまったくなんの手ごたえもなくなり、ああ、これはもうふっきれたな、終わったなと思える瞬間がやってきました。 その間「医者へは行かない」主義は貫徹なさったようでしたが、それでも無事通院終了とされました。
彼が主張していたようにあれがガンだったのか、それとも別の病気だったのか、それはいまだにわかりません。たぶん永久にわからないでしょう。わかる必要も感じません。病気は寛解すればいいので・・

*** また、別の方ですが、こちらは80代の女性。
おそらく大腸ガンと肝臓ガンをもっていらしたでしょう。
3年以上通っていらっしゃいましたが、先ごろ通い続ける体力がなくなったとのことで、施術終了とされました。たしかに初回のころにくらべてはっきり腰が曲がり、腿とふくらはぎが細くなり、その筋力が各段に落ちたことは感じていました。

その間、ずっと見た目お元気にしていらっしゃいました。
通い始めて1か月ほどして、肝臓ガン(おそらく)が縮小(おそらく)してから、黄色かった顔色も肌つやもずいぶんよくなり、付き添っていらした娘さんも喜んでました。

「ガンなんかあったっていいんだよ。気にするからガンにやられるんだよ。気にしなきゃやられやしないよ。気にしなきゃそのうちなくなるに決まってる」
口ぐせのようにいつもそんなふうに言ってらしたものでしたが、病気にたいする患者さんの思いがどんなものであろうと、その思いにそってこちらも最大限の施術をします。
アドバイスはしますが、こうしなさいというような強制はしません。

病院での治療を受けないなら受けないで、そのまま施術していきます。いつものことです。
とくべつな注射だとか点滴入院とかでガクンと予想外に体力低下されるよりも、そのほうが患者さんの残存体力を推し量ってそれとにらめっこするだけで、お医者さんの治療がどうすすめられているのか斟酌することなく施術していけるので、やりやすいことはやりやすいです。

そういうわけで、この方にも気持ちよく施術を受けていただきました。 たしかに「気持ちいいねえ、ほんとに。またお願いしますね」というのがいつもの帰りのごあいさつでしたから。
もっとも、お年寄りの方を施術すると、みなさんそのようにおっしゃるのが常のことで、彼女だけの反応ではありませんが・・

最後まで気持ちよく受けていただき、血色のいい顔でニコニコ笑いながら去ってゆかれました。
が、まだ身体のどこかに残っているかもしれないガンが気になる施術終了ではありました。
その後異変などのご連絡は受けておりませんので、どうなったかはわかりません。


*** それから、大腸ガンの切除手術を受けた方ですが、開腹した際腹膜播種がたくさんできていると言われたのですが、お医者さんのすすめる抗ガン剤を頑として受けつけず、当院のみの治療で3年半ほど受診された後、関西へ引っ越さねばならないからと施術終了になさった方がいらっしゃいました。
この方もお医者での治療のほか、検査もいっさい受けなかったため、3年半の間病気の状態はまったくわかりませんでした。もちろんいまもわからないままです。

3年半前に多くの腹膜播種があったわけですから、悪化していればとうに腹水が出てお腹ぽっこりになっているはずでしょうし、また転移があればそれなりの身体反応が出て、手ごたえにもあらわれているはずです。しかし、そういうものはまったくありませんでした。
お元気に関西へ行かれました。



・・・ ここに記したのはもちろん一部にすぎず、病院とは無縁に施術を受けるだけでガンと対峙しているという方はまだまだいらっしゃいます。
こういった方々は、これでいいのだろうと、当院では思っております。べつにあきらめているわけではなく、抗ガン剤も検査も強要することはできないので、それを現況として受けとめ、そこから出発するほかないからです。

それだけで寛解していってくれればいいわけですが、病気を完治させるという最大最終の目的に到達する確率を高めようと思ったら、やはり現代医療もまた利用すべきアイテムなのだろうとは考えます。少なくとも検査くらいは受けたほうが・・



HOME